課題中心理論アプローチ

・最終目標をとらえ、課題を盛り込んだ短期の計画を立て、契約を行う。

・その後ソーシャルワーカーは、真弓さんが、課題を遂行しながら目標に近づけるよう、動機付け、課題と能力のバランスを継続的に評価していくことで、達成に導いていく。

・課題は目標でもあり、かつ目標を達成するための手段でもある。ソーシャルワーカーは、利用者が課題に取り組めるように、気づかせたり、励ましたり、方向づけたりして、様々な面から助け、双方の協働によって変化を起こそうとする。

・障害には内的なもの(動機が弱い、考え方が消極的、スキルが足りない、身体機能等)と外的なもの(サービスを提供する組織や地域資源の不足、社会制度の不備等)がある。

ソーシャルワーカーは、リハーサルなどを通じて、利用者が課題を遂行する動機付けや能力を高め、かつ障害となるものを分析する。また課題の達成状況を検討し、課題と能力のバランスについて、現実的かつ継続的な評価を行う。必要に応じて課題を見直し、改題遂行に必要な資源を開拓し、活用できるよう支援する。

・他人には課題が与えられると達成しようとする主体的な能力がある