床からの立ち上がりの自立法と介助法
・からだを斜め後ろにねじってから、這うしせいになるという方法。
・床からの立ち上がりと床に座る動作の自立法介助法ができれば、お年寄りの生活が広がります。
・高這いになる動作とそこから立ち上がる動作が不安定になるお年寄りは、台を使うと良いでしょう。
・片マヒの人は、3点で支える姿勢を経て起き上がります。
マヒのない側に寝返りをしよう
訓練をうけていない片マヒのお年寄りに「横を向いてください」と言うと、だいたいのお年寄りが患側(マヒがある側)を向きます。これは、マヒのないほうのひざを立てたとき、外側に倒すよりも内側に倒したほうがからだにねじれが生まれ、回転しやすいためです。これでも床ずれができないだけいいのですが、介護者はあえて難しい健側(マヒのない側)への寝返りをさせなければなりません。それが、次の「起き上がり」の動作につながるからです。
生活とは何か
・老化や障害を持って生きるお年寄りが増え、高齢社会の到来とともに、病気と元気の間に停滞する新たな層が生まれました。
・ADL評価表は、シンプルそのもの。共通項目は食事、排泄、入浴だけ。そのほかは、本人に大切なことを介護者が探して項目にする。
・脳血管障害を起こした人であれば、倒れて数カ月の間は神経的な回復が望めますから、一生懸命治療や訓練をしなければなりません。そして、「これ以上よくなりません」と言われて病院から家に帰ったか、家に帰れずに施設となる。
・在宅介護に必要な1S5M。
エンパワメント
・障害を負ってからは、常に誰かに助けてもらう立場である。その事が本人の力を奪うことになる。しかし同じような問題を抱えた人々のグループでは、他の人を助ける立場に立つこともできる。また本人の助言から力を得る人々もいる。
・不平等や不正義とどのように戦い、改革していけるのか、また抑圧された個人やグルループのパワーをどう強めていけるかに着目してきた。
・小さな要望にすぎなかったが、支援者はそれが小さなことではなく、大切なことであると受け止め、しっかりと対応している。もしそれを「わがまま」や「苦情」と扱っていたら、結果は違ってくる。
・もちろんすべての当事者が、最終ステージまでたどり着けるわけではない。しかし可能性を持っていると捉えるべきである。
・エンパワーメントアプローチは、人々をパワーレスにさせる多くの問題に適用可能である。
課題中心理論アプローチ
・最終目標をとらえ、課題を盛り込んだ短期の計画を立て、契約を行う。
・その後ソーシャルワーカーは、真弓さんが、課題を遂行しながら目標に近づけるよう、動機付け、課題と能力のバランスを継続的に評価していくことで、達成に導いていく。
・課題は目標でもあり、かつ目標を達成するための手段でもある。ソーシャルワーカーは、利用者が課題に取り組めるように、気づかせたり、励ましたり、方向づけたりして、様々な面から助け、双方の協働によって変化を起こそうとする。
・障害には内的なもの(動機が弱い、考え方が消極的、スキルが足りない、身体機能等)と外的なもの(サービスを提供する組織や地域資源の不足、社会制度の不備等)がある。
・ソーシャルワーカーは、リハーサルなどを通じて、利用者が課題を遂行する動機付けや能力を高め、かつ障害となるものを分析する。また課題の達成状況を検討し、課題と能力のバランスについて、現実的かつ継続的な評価を行う。必要に応じて課題を見直し、改題遂行に必要な資源を開拓し、活用できるよう支援する。
・他人には課題が与えられると達成しようとする主体的な能力がある
認知理論アプローチ
受け取った試験結果を良く見れば、そこには学んだ成果がきっとあるはずだが、おそらく、そのような良いことは無視し、悪かったところだけが目に映る。